【新商品】亥之吉トート、はじめました。

  • 2012.07.03 Tuesday
  • 12:25

亥之吉トート、はじめました。
一瞬北欧デザインかと思えるデザインですが、京友禅の老舗が、伝統の型をもっと身近な形で伝えたいと考えはじめられたブランドのトートです。



【亥之吉とは・・・】
弊社は1200年の都である京都で誕生し、その伝統の技術を長年にわたって継承、発展させて京友禅の歴史を作って参りました。
この伝統ある技術を最先端デジタルプリントシステムに応用し、オリジナルブランド『亥之吉』を展開。
今後とも、伝統と先端技術の融合による新商品、新技術の開発を進めて人にやさしく、人が楽しいテキスタイルプリントおよび、オリジナル製品を生み出してゆきたいと思います。


伝統工芸品や工芸品を作る人々、古くからの技術の継続や商品の復活に関わる人々などとお話しさせていただくたびに、毎回いろいろなことを考えます。

利益は薄くてもこだわりを貫いていく職人さん。そのこだわりを貫けないのであれば、その技術はむしろ廃れるべきだと思っている。
諦めている職人さんたちに頭を下げて回り、廃れてしまった技術の完全復活に向けて動く人。
最新技術を使って安価に量産して、多くの人々に伝えていく形で伝統やその魂を伝えていきたいと思う人。

ほんとうに様々な考え方の人に出会うんです。
今、伝統工芸が注目されていますが、例えば、印傳の職人さん、藍染の職人さん、塗りの職人さん、こういう方々は注目されるものの、実際には、藍染に必要な型紙を彫る人や、木地師さん、職人さんたちの道具を作る職人さんは、年々姿を消していきます。本当なら、いろいろな職人さんが分業してやっていたことを、一人の職人さんや作家さんやる場合もあり、自然と制作期間は長くなり、納品できる数は少なく、値段も高くなってしまいます。
本当は残したい、伝えたい、そう思っても、それを支える人々が今、いなくなってきているのです。

だからこそ、どういう形にしても残そうと、例えばグラフィックで表現したり、最新の印刷技術で表現したり、様々な手法をとる方々もいらっしゃいます。その方々を「邪道だ!」と非難する人々もいます。

私個人の意見ですが、そこに哲学や熱い思いが存在すれば、最新技術を駆使していたり、独自の手法で磨いた技を用いたり、海外工場で生産したり、というのは後世に残すためのひとつの方法であるととらえます。哲学があれば議論も衝突も生じ、それが未来の伝統工芸品のあり方を考える貴重な経験となるからです。頑固な職人さんと、グラフィックデザイナーが殴り合いのケンカをして新しい伝統工芸品の伝え方が生まれるかもしれません。

伝統工芸品でない工芸品が伝統工芸の職人さんを淘汰するという人もいますが、本来であれば、伝統工芸品と、少し安価な工芸品というものは、ターゲット層が違うので共存できるはずなのです。正しく伝えられた知識をもとに、お客様がどちらを選ぶかということだと思うのです。
哲学のない利益追求のためだけに量産される、一見して伝統工芸品と誤解を受けるような表記の製品が、大型店でたくさん販売されている事実の方がよほど危機感が・・・。

長くなりました。
これからも色々と様々な方のご意見をお伺いしながら考えていきたいと思います。
考えることをやめたら、前に進めませんので!

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